- 2027年は土の気が主役とされる年。土の色と金の色が軸になります
- 編集部の提案はテラコッタ・マスタード・シャンパンゴールド・ココアブラウン・スモーキーピンク
- ただし手帳は使いやすさが先。サイズとレイアウトが合っていないと続きません
- 買い替えなくても、カバー・付箋・ペンで色は足せます
手帳は毎日開くものです。だからこそ「色」も気になります。
この記事では、2027年に向くとされる色を整理したうえで、サイズやレイアウトの選び方まで書いています。
色だけ合わせても、書きにくい手帳は続きません。自分に合う1冊を選べるところまでを目標にしました。
1. 2027年の手帳の色は「土の色」が軸とされる
2027年の干支は丁未(ひのとひつじ)です。
十干の丁は陰の火、十二支の未は五行の土にあたるとされます。火が土を生む(火生土)という関係から、土の気が強まる年と読まれます。
五行では、中央の土に配当される色は黄、西の金に配当される色は白とされます。ここまでは古典に書かれている伝統的な考え方です(出典は記事末尾)。
「テラコッタ」「マスタードイエロー」といった具体的な色名は古典にはありません。五行の色の考え方を参考に、手帳という道具に合う色として編集部が選びました。
流派や書き手によって挙げる色は変わります。「これが正解の色」というものはありません。
2. 色別|考え方と、編集部がすすめる人
テラコッタ|土台を固めたい人に
丁未は火と土が重なる年とされ、土の色は黄とされます(伝統的な考え方)。
そのうえで編集部では、生活の基盤を整えたい人にテラコッタを提案します。赤みを含んだ土の色で、仕事にも私用にも使える落ち着きがあります。
マスタードイエロー|手帳を探す時間を減らしたい人に
黄色が土の色であり、金運と結びつけて語られてきたのは伝統的な考え方です。
そのうえで編集部では、かばんの中で手帳を見失いがちな人にマスタードイエローを提案します。暗いかばんの中でも見つけやすく、探す時間が減ります。
シャンパンゴールド|フォーマルな場でも使いたい人に
土は金を生む(土生金)とされ、金の色は白とされます(伝統的な考え方)。
そのうえで編集部では、打ち合わせや会食で開くことが多い人にシャンパンゴールドを提案します。光沢の強い金より白みがあり、人前で出しても主張しすぎません。
ココアブラウン|長く同じものを使いたい人に
五行で土に配当される色は黄ですが、茶系も土の系統として紹介されることがあります。
編集部では、革のカバーと合わせたい人にココアブラウンを提案します。使い込むほど色が濃くなる革との相性がよく、汚れも目立ちにくい色です。
スモーキーピンク|人と会う予定が多い人に
丁が陰の火=灯火にたとえられるのは伝統的な考え方です。
そのうえで編集部では、赤を強く出したくない人にスモーキーピンクを提案します。やわらかい印象で、仕事の場でも浮きにくいトーンです。
黒・紺・グレーはどうするか
黒や紺は水の気、グレーは金の気に近い色とされ、土の年には主役ではないとされます。
ただし、編集部としては表紙の色を無理に変えることはすすめません。仕事で使う手帳は落ち着いた色のほうが実用的です。
その年の色は、付箋やペンで足す方法があります。手帳そのものは、使いやすさで選んで構いません。
3. 色見本|表紙とペン・小物の組み合わせ

| 表紙の色 | 合わせる付箋・インデックス | ペン | 向いている人(編集部の提案) |
|---|---|---|---|
| テラコッタ | ベージュ・生成り | 黒または濃茶 | 仕事と私用を1冊にまとめたい人 |
| マスタードイエロー | 淡いクリーム・白 | 黒 | かばんの中で手帳を見失いがちな人 |
| シャンパンゴールド | 白・淡いグレー | 黒または濃紺 | 人前で開くことが多い人 |
| ココアブラウン | ベージュ・淡い緑 | 濃茶または黒 | 革カバーを長く使いたい人 |
| スモーキーピンク | 淡いピンク・白 | 黒 | 人と会う予定が多い人 |
色を足すときのコツは、トーンをずらすことです。
表紙と同じ濃さの付箋を貼ると、どこに貼ったか分からなくなります。表紙より1段階淡い色にすると、貼った場所がすぐ目に入ります。
ペンだけは色を合わせないほうが実用的です。薄い色のインクは、後から読み返すときに読みにくくなります。
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4. 使いやすさで選ぶ|サイズ・重さ・レイアウト
サイズ|持ち歩くかどうかで決まる
| サイズ | 寸法 | 向いている使い方 | 気をつける点 |
|---|---|---|---|
| A5 | 148×210mm | 机に置いて使う。書き込みが多い人 | 厚みが出ると重い。小さめのかばんには入らない |
| B6 | 128×182mm | 持ち歩きと書きやすさの中間。いちばん無難 | 1日の記入欄はA5より狭い |
| A6(文庫サイズ) | 105×148mm | 毎日かばんに入れる。予定が少ない人 | 細かい字を書く必要がある |
| バイブルサイズ(システム手帳) | リフィル95×170mm | ページを差し替えて長く使いたい人 | バインダーの分だけ重くなる |
※寸法は紙面の規格サイズです。表紙・カバー・リングを含む外寸は商品によって異なるため、購入前に確認してください。
迷ったときは、いま使っているかばんの内ポケットに入るかを見てください。持ち歩きやすさを判断する目安になります。
ただし、机に置いて使うなら大きめでも問題ありません。使う場所によって、向くサイズは変わります。
重さ|数字より「厚み」を見る
重さは紙質とページ数で変わるため、同じサイズでも差が出ます。商品ページに重量の表記があれば確認するのが確実です。
目安として、1日1ページのデイリータイプは厚く重くなります。毎日持ち歩くなら、マンスリー+ウィークリーの構成のほうが軽く収まります。
レイアウト|1日に書く予定の数で選ぶ
| レイアウト | 形 | 向いている人 | 1日の予定の目安 |
|---|---|---|---|
| マンスリーのみ | 月間カレンダー形式 | 予定を把握できれば十分な人 | 1〜3件 |
| ウィークリー・レフト式 | 左が週間予定、右がメモ | 予定と記録の両方を残したい人 | 3〜5件 |
| ウィークリー・バーチカル | 縦に時間軸が入る | 時間単位で動く人。営業・シフト勤務 | 5件以上/時間の管理が必要 |
| ウィークリー・ホリゾンタル | 横に1日ずつ並ぶ | 書く量が少なく、一覧性を重視する人 | 2〜4件 |
| ガントチャート | 横棒で期間を管理 | 締め切りのある案件を並行して抱える人 | 案件が3つ以上 |
| デイリー(1日1ページ) | 日付ごとに1ページ | 日記・記録を残したい人 | 書く量が多い |
選び方の目安はひとつです。いまの手帳で、欄外にはみ出して書いていないか。
はみ出しているなら、1段階細かいレイアウトに変えるサインです。逆に空欄ばかりなら、マンスリーだけで足ります。
5. 買い替えないで色を足す方法
すでに来年の手帳を買ってしまった人、会社から支給される人もいます。その場合の方法です。
| 方法 | やり方 | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 透明ブックカバー+色紙 | 透明カバーの内側に色画用紙をはさむ | 数百円 | 表紙を傷めずに色を変えたい人 |
| 色紙を端だけにはさむ | 幅2〜3cmに切った色紙を、カバーの端に細く差し込む | 数百円 | もとの表紙のデザインを残したい人 |
| 手帳カバーを替える | サイズの合う布・革のカバーをかぶせる | 1,000〜4,000円ほど | 会社支給の手帳を使う人 |
| インデックスシール | 月のページの端に貼る | 100〜300円ほど | ページを探す時間を減らしたい人 |
| 付箋 | 予定の色分けに使う | 100円台から | いちばん手軽に試したい人 |
| しおり紐・クリップ | 紐を結び替える、色つきクリップを挟む | 100〜500円ほど | 表紙に何も足したくない人 |
| ペンのインク色 | 予定の種類でインクを分ける | 200円台から | 色を持ち歩く感覚で試したい人 |
いちばん手軽なのは付箋です。100円台で試せて、合わなければはがせます。
手帳そのものを買い替えるより、この方法のほうが失敗がありません。
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6. よくある失敗と、その直し方
| よくある状態 | 考えられる原因 | 試したいこと |
|---|---|---|
| 2月以降まっさらになる | サイズや重さが負担になっている/書く内容が決まっていない | 持ち歩きやすいサイズに替える。まず予定だけ、と書く内容を絞ってみる |
| 欄外に予定がはみ出す | 1日の記入欄が足りていない | バーチカルかデイリーに変える。当面は付箋で拡張する |
| 空欄ばかりで罪悪感がある | レイアウトが細かすぎるのかもしれない | マンスリーだけの薄い手帳に切り替える |
| 色を合わせたが気に入っていない | その年の色を優先しすぎたのかもしれない | 表紙は好きな色に戻し、付箋で年の色を足す |
| どこに何を書いたか分からない | 付箋と表紙のトーンが近い | 付箋を表紙より1段階淡い色にそろえる |
| 途中でペンを変えて読みにくい | 薄い色のインクを使っている | 本文は黒か濃茶に統一し、色分けは付箋で行う |
7. 今日できること
- いまの手帳を開いて、欄外を見る:はみ出しがあるならレイアウトを1段階細かく
- かばんの内ポケットを測る:持ち歩くなら、サイズ選びの目安になります
- 付箋を1色だけ足す:買い替えずに、その年の色を試せます
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9. よくある質問(FAQ)
Q. 2027年の手帳は何色がいいですか?
A. 編集部が提案するのは、テラコッタ・マスタードイエロー・シャンパンゴールド・ココアブラウン・スモーキーピンクの5色です。2027年は丁未(ひのとひつじ)で土の気が主役になる年とされるため、土の色とそこから生まれる金の色を中心に選びました。決まった色があるわけではなく、流派や書き手によって挙げる色は変わります。
Q. 黒や紺の手帳は避けたほうがいいですか?
A. 避ける必要はありません。黒や紺は水の気の色とされ、土の年には主役ではないとされますが、仕事で使う手帳は落ち着いた色のほうが実用的です。編集部としては、表紙は使いやすい色のままにして、付箋やペン、しおり紐でその年の色を足す方法をすすめています。
Q. 手帳のサイズはどれを選べばいいですか?
A. 持ち歩くかどうかで決まります。毎日かばんに入れるならB6(128×182mm)かA6(105×148mm)、机に置いて書き込む量が多いならA5(148×210mm)が扱いやすいサイズです。迷ったときは、いま使っているかばんの内ポケットに入るかどうかで判断すると失敗しにくくなります。
Q. マンスリーとウィークリー、どちらを選べばいいですか?
A. 1日に書く予定が3件以下ならマンスリーだけで足ります。時間単位で動く仕事ならバーチカル(縦に時間軸があるタイプ)、記録やメモも残したいならレフト式(左が週間予定、右がメモ)が向きます。書ききれずに欄外にはみ出す状態が続くなら、1段階細かいレイアウトに変えるサインです。
Q. 今の手帳を買い替えずに色を取り入れられますか?
A. できます。透明のブックカバーに色紙をはさむ、インデックスシールや付箋を貼る、しおり紐やクリップを替える、ペンのインク色を変える、といった方法があります。いちばん手軽なのは付箋で、100円台から試せます。
Q. 手帳の色を変えると運気は上がりますか?
A. 風水の効果は科学的に証明されたものではありません。ただ、色を選んで手帳を持つと、開く回数が増えて予定を見返すようになるという面はあります。編集部としては、運気の話と切り離しても、続けやすい手帳を選ぶことに意味があると考えています。
10. この記事の根拠と参考文献
どこまでが伝統的な考え方で、どこからが編集部の判断かを分けて示します。
| 記事の内容 | 誰の解釈か | 根拠 |
|---|---|---|
| 2027年は丁未(ひのとひつじ) | 暦の事実 | 六十干支の順番による。国立国会図書館「日本の暦」の六十干支表で確認できます |
| 丁は陰の火/未は土 | 伝統的な考え方 | 十干・十二支と五行の対応。国立国会図書館「日本の暦」、国立天文台「暦Wiki/十干・五行説」 |
| 火生土・土生金 | 伝統的な考え方 | 『五行大義』巻第二「論相生」。「火生土者、火熱故能焚木、木焚而成灰。灰即土也」(白虎通の引用)とあります |
| 土の色は黄、金の色は白 | 伝統的な考え方 | 『五行大義』巻第三「論配五色」。「中央土黄色、黄者地之色也」「西方金色白」とあります |
| テラコッタなど具体的な5色の選定 | 編集部の提案 | 上の五行の配色を参考に、手帳という道具に合う色として編集部が選びました。古典に色名の記載はありません |
| 表紙・付箋・ペンの組み合わせ | 編集部の提案 | 読みやすさから逆算した編集部の整理です |
| サイズの寸法(A5・B6・A6) | 規格の事実 | JISの紙の仕上がり寸法(A列・B列)に基づきます |
| レイアウトの種類と向いている人 | 用語の説明+編集部の判断 | マンスリー・バーチカルなどの形は市販手帳の一般的な区分です。「1日3件までならマンスリー」といった目安は編集部の判断です |
参考文献
- 蕭吉『五行大義』巻第二「論相生」/巻第三 第十四「論雑配」第一「論配五色」(隋・614〜615年ごろ成立) 本文は京都大学人文科学研究所の公開テキストで確認しました(巻第二/巻第三)
- 中村璋八 訳注『五行大義』(中国古典新書、明徳出版社、1973年)/同『五行大義全釈』(明治書院、1986年) 上記を日本語で読む場合の訳注書です
- 国立国会図書館「日本の暦」第三章 暦の中のことば「干支①六十干支」(ndl.go.jp) 十干の五行・陰陽の対応表(丁=火の弟)、十二支の五行(未=土)
- 国立天文台 暦計算室「暦Wiki/五行説」(eco.mtk.nao.ac.jp)/「暦Wiki/十干」(eco.mtk.nao.ac.jp)
風水による開運効果は科学的に証明されたものではありません。この記事は、上記の古典と公的機関の資料で確認できる範囲を土台に、色の選び方と手帳の選び方は編集部の提案としてまとめたものです。最終更新:2026年9月5日
11. まとめ
- 2027年は丁未。火が落ち着き土の気が主役になる年とされる
- 編集部の提案はテラコッタ・マスタード・シャンパンゴールド・ココアブラウン・スモーキーピンク
- 黒や紺の手帳を無理に変える必要はない。付箋やペンで色を足せばよい
- サイズはかばんの内ポケットに入るかが、持ち歩きやすさの目安になる
- レイアウトは1日に書く予定の数で選ぶ。欄外にはみ出すなら1段階細かく
- 付箋は表紙より1段階淡い色にすると、貼った場所が見つけやすい
