鬼門・裏鬼門の確認方法の図。家の中心から北東45度が鬼門、南西45度が裏鬼門であることと、間取り図と方位磁針で確かめる5つの手順
方角の確認手順(編集部作成/スマホは横にスクロールできます)。家相で用いられてきた考え方をもとに整理しました。
方角・水回り 更新日:2026-09-05 読了時間:約9分
この記事の結論(先にチェック)
  • 鬼門は北東、裏鬼門は南西。家の中心から45度の範囲です
  • 移動する必要はありません。掃除と換気が優先されるとされます
  • 気にされる理由は、湿気とにおいがたまりやすいという実用面とも重なります
  • 盛り塩や八角鏡は必須ではありません。続かないなら置かないほうが状態を保てます

「洗面所が鬼門にある」と知って、気になって調べた方が多いと思います。

この記事は、すでに鬼門・裏鬼門に洗面所がある人に向けて書いています。

鬼門そのものの意味は鬼門・裏鬼門とは?、洗面所の基本的な整え方は洗面所の風水にまとめています。ここではその2つが重なったときだけの話を扱います。

1. 鬼門は北東、裏鬼門は南西

結論:鬼門は北東、その反対側の南西が裏鬼門です。どちらも家の中心から45度の範囲を指します。

鬼門は、日本の家相で注意して扱う方角とされてきた考え方です。

中国から伝わった陰陽五行の考え方に、日本で独自の解釈が加わって広まったとされます。北東は日が当たりにくく、南西は午後の日差しで温度が上がりやすい——という住まいの条件と結びつけて説明されることもあります。

鬼門裏鬼門
方角北東(家の中心から北東45度)南西(家の中心から南西45度)
日当たり日が入りにくく、寒くなりやすい午後の日差しで温度が上がりやすい
起こりやすいこと湿気・カビ・底冷えにおい・雑菌の繁殖
優先したい対策換気と保温、水滴を残さない換気とにおい対策、こまめな洗濯

※実際の日当たり・室温・湿度・においは、窓の位置、断熱、換気設備、周囲の建物などによって変わります。方角だけで決まるものではありません。
※家相の考え方は流派によって説明が分かれます。効果が測られたものではありません。

2. 洗面所が鬼門にあるか確認する方法

結論:間取り図+方位磁針アプリで確認できます。5分で終わります。
手順やることつまずきやすい点
1間取り図を用意する(手書きで可)バルコニーや玄関ポーチは含めないのが一般的です
2家の中心を出す長方形なら対角線の交点。凹凸があれば面積の重心を目安にします
3方位磁針アプリで北を確認するアプリは目安として使えます。地図上の真北と方位磁針が示す磁北にはずれがあり、地域によっても異なります
4中心から北東・南西の45度を見る方位を8等分した1区画分です
5洗面所が入るか確認する一部でも入れば「鬼門にかかる」と表現されます

集合住宅の場合は、住戸の中心を基準にする方法が一般的です。建物全体で見る流派もあり、ここでも説が分かれます。

なお、方位磁針アプリは目安として使えます。地図上の真北と、方位磁針が示す磁北には数度のずれがあり、地域によっても異なります。国土地理院によると、日本では北海道札幌市で約9度、沖縄県那覇市で約5度と、地域で約4度の差があります(出典は記事末尾)。

境界付近にある場合は、厳密に決めつけず「鬼門にかかる可能性がある」程度に考えてください。

調べた結果、鬼門にかかっていなければこの記事の対策は必要ありません。洗面所の風水の基本編をご覧ください。

3. 鬼門の洗面所で気にされること

結論:語られる内容は湿気・におい・不浄の3つに集約されます。どれも掃除と換気で対処できる範囲です。
よく言われることその説明実際に起きやすいこと
湿気がたまるとされる北東は日が入りにくく、乾きにくい方角とされるカビ、床材の傷み、においのこもり
不浄なものを置く場所は避けたいとされる水回りを「気が乱れる場所」とする見方—(実用面の裏づけがある話ではありません)
冷えやすいとされる日照が少ない方角のため冬場の底冷え、結露
清潔さがとくに求められるとされる鬼門は「乱れを避ける方角」とされる掃除の頻度が下がると状態が悪化しやすい

整理すると、気にされている中身の多くは「湿気」です。

湿気は方角の問題であると同時に、換気と手入れの問題でもあります。ここが、対策の的を絞れるところです。

4. 裏鬼門(南西)との違い

結論:基本の対策は同じです。違いは寒さ対策か、におい対策かです。
比べるところ鬼門(北東)裏鬼門(南西)
温度低くなりやすい午後に上がりやすい
乾きやすさ乾きにくい乾きやすいが、においは出やすい
優先する対策換気+保温。水滴を残さない換気+におい対策。タオルの交換を早めに
色の提案(編集部)白・生成りで明るく。寒色は避けると暖かく見えます白・ベージュ。濃い色は熱を感じやすくなります
置くものの提案(編集部)吸湿剤、すのこ消臭剤、洗い替えのタオル

5. 移動できない場合の掃除・換気・湿気対策

結論:まず換気、次に水滴を拭くこと。ただし換気の正解は設備によって変わるため、取扱説明書の指示が優先されます。
やること頻度の目安効果を感じやすい理由
換気する設備の案内に従う24時間換気機能がある場合は、基本的に運転を続けます。それ以外の換気扇は、取扱説明書に従い、使用後に湿気が抜けるまで運転してください。消費電力と推奨運転時間は機種によって異なります
洗面ボウルと床の水滴を拭く使ったあと水あかとカビは、乾いていれば発生しにくくなります
床に物を置かない常時下に湿気がこもり、掃除もできなくなります
マット・タオルを洗う週1回においのもとがいちばんたまるものです
排水口の髪とぬめりを取る週1回排水口はにおいの発生源のひとつです
洗濯物を干しっぱなしにしない都度室内干しは湿度を上げる一因になります

この6つが、鬼門で語られる問題への現実的な手当てになります。

アイテムを増やすより先に、この手入れが続くかどうかを見てください。

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6. 窓なし・賃貸・浴室一体型の場合

結論:条件が厳しいほど、換気の一手に絞ったほうが続きます。
うちの洗面所起きやすいことできること
窓がない湿気が抜けにくいドアの給気口や下部の隙間をふさがず、取扱説明書に従って換気します。給気口がない場合は、扉を少し開ける方法もあります
浴室と一体(ユニットバス)入浴のたびに湿気が回る入浴後は取扱説明書に従って換気します。給気口(ドアのガラリ)がある浴室では、窓と扉を閉めたほうが効率的な場合があります。壁の水滴を流しておくと乾きが早くなります
洗濯機が同じ空間にある洗濯機の中と防水パンが湿る使用後にふたを開ける。防水パンのほこりを取る
賃貸で設備を変えられないタオル・マットの色と交換頻度で十分とされます
収納がなく物が出ている掃除ができず湿気もこもる床置きをなくす。使うものだけ出す
北東の角部屋で冬に冷える結露結露を拭く。すのこや吸湿剤で床の冷えを抑える

※換気の方法は住宅の設備によって変わります。24時間換気システムの有無、給気口の位置、換気扇の機種で最適な運転時間が異なるため、まず取扱説明書をご確認ください。浴室の換気についてはパナソニックの案内でも、給気口のあるドアなら窓と扉を閉めて換気するよう説明されています。

7. 色・マット・観葉植物を取り入れる場合

結論:方角の色は古典に記された考え方です。どう使うかは編集部の提案です。

五行では、北東(艮)に配当される色は、南西(坤)に配当される色はとされます(出典は記事末尾)。

ただし洗面所は水を使う場所です。編集部としては、色より先に「汚れが見える色か」で選ぶことをおすすめします。

取り入れるもの編集部の提案理由
タオル・マット白・生成り。洗い替えを2枚以上汚れが見えるので交換の判断がつきます
小物・ボトル類色を1〜2色に絞る数と色が増えるほど散らかって見えます
観葉植物置くなら耐陰性のあるポトス・サンスベリア窓のない洗面所では多くの植物が育ちません
盛り塩週1回交換できる人だけ湿気で固まります。放置するほうが避けられるとされます
八角鏡・置物必須ではありません拭く手間が増えます。曇ったままは避けたいとされます

植物を置くなら、枯らさない条件かどうかを先に確かめてください。詳しくは観葉植物の置き場所にまとめています。

8. やりすぎなくてよい対策

結論:お金と手間のかかる対策ほど、効果が確かめられていません。
よく紹介される対策編集部の見方
洗面所を移動するリフォーム方角のためだけに行う必要はありません。老朽化や動線の都合があるときの選択肢です
盛り塩を毎日置き替える週1回でも十分とされます。続かないなら置かないほうが状態を保てます
高価な置物やお札を買う掃除と換気のほうが、実際の状態には効きます
方位除けを何度も受ける気持ちの区切りとして受けるのは自由ですが、必須ではありません
家具や家電を大きく動かす手間の割に続きません。まず床置きを減らすほうが効果を感じられます

風水は暮らしを整えるための考え方とされます。不安を大きくする使い方になっているなら、いったん距離を置いて構いません。

今日できること

3つのうち、ひとつだけで構いません。

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よくある質問(FAQ)

Q. 洗面所が鬼門にあると悪いのでしょうか?

A. 悪いと決まっているわけではありません。鬼門は日本の家相で「注意して扱う方角」とされてきた考え方で、効果を測ったものではありません。気にされる内容の多くは湿気やにおいですが、これらは窓の位置・断熱・換気設備・周囲の建物によって変わるもので、方角だけで決まるものではありません。

Q. 自宅の洗面所が鬼門かどうか、どう調べればいいですか?

A. 家の中心(間取り図の対角線が交わる点)を出し、そこから方位磁針で北東を見ます。中心から見て北東45度の範囲に洗面所があれば鬼門にあたります。方位磁針アプリは目安として使えますが、地図上の真北と磁北には数度のずれがあり、地域によっても異なります。境界付近にある場合は、厳密に決めつけず「鬼門にかかる可能性がある」程度に考えてください。集合住宅では住戸の中心を基準にする方法が一般的です。

Q. 鬼門と裏鬼門で、対策は変わりますか?

A. 基本は同じで、清潔さと換気が重視されます。違いを挙げるなら、北東(鬼門)は日が当たりにくい方角、南西(裏鬼門)は午後に日が入る方角とされます。ただし実際の室温や湿度は窓の位置・断熱・換気設備によって変わるため、方角だけで決まるものではありません。

Q. 洗面所を移動できません。どうすればいいですか?

A. 移動する必要はありません。掃除と換気を優先し、水滴を拭く、床に物を置かない、換気扇を回す、といった手入れを続けるほうが現実的です。風水でも、方角より清潔さを重視する考え方が広く語られています。

Q. 盛り塩や八角鏡を置いたほうがいいですか?

A. 必須ではありません。盛り塩は週1回ほどの交換が前提になるため、続けられないなら置かないほうが状態を保てます。編集部としては、アイテムを増やすより掃除と換気の習慣を優先することをおすすめしています。

Q. 窓のない洗面所ではどうすればいいですか?

A. まず換気です。24時間換気機能がある場合は、基本的に運転を続けます。それ以外の換気扇は、取扱説明書に従い、使用後に湿気が抜けるまで運転してください。消費電力と推奨運転時間は機種によって異なります。加えて、使ったあとに水滴を拭く、室内干しを控える、床に物を置かないことが、湿気を減らす助けになります。

この記事の根拠と参考文献

どこまでが伝統的な考え方で、どこからが編集部の判断かを分けて示します。

記事の内容誰の解釈か根拠
鬼門=北東、裏鬼門=南西という方角伝統的に語られてきた内容日本の家相で用いられてきた考え方です。流派によって説明が分かれ、効果を測ったものではありません
北東(艮)=紅、南西(坤)=黄という色の配当伝統的な考え方『五行大義』巻第三「論配五色」の八卦の色に「艮爲紅」「坤爲黃」とあります
水回りを「気が乱れやすい場所」とする見方伝統的に語られてきた内容風水・家相で広く語られてきた内容です
家の中心から45度で方位を見る方法家相で用いられる方法方位を8等分して見る一般的なやり方です。集合住宅で住戸を基準にするか建物全体で見るかは説が分かれます
湿気・におい・結露が起きやすいという説明住まいの一般的な性質窓の位置・断熱・換気設備・周囲の建物によって変わります。方角だけで決まるものではありません
真北と磁北のずれ公的機関の資料国土地理院「方位や磁北を知る」に、北海道札幌市で約9度、沖縄県那覇市で約5度と、地域で約4度異なる旨の記載があります
浴室の換気で窓と扉を閉めるほうが効率的な場合があることメーカーの案内パナソニックのFAQ「効果的に浴室を換気する方法が知りたい。」に、給気口(ドアのガラリ)から空気を取り入れるため窓と扉を閉めるよう案内があります
掃除・換気の頻度の目安編集部の判断続けやすさから決めた目安です。古典に頻度の記載はありません
色・マット・植物の選び方編集部の提案汚れの見えやすさと手入れのしやすさから編集部が整理したものです
やりすぎなくてよい対策の線引き編集部の判断手間と費用に見合うかという観点からの編集部の見方です

参考文献

風水による開運効果は科学的に証明されたものではありません。この記事は、上記の古典と公的機関の資料で確認できる範囲を土台に、整え方は編集部の提案としてまとめたものです。

まとめ

風水大全 編集メンバー 小池洋子
執筆・編集
風水大全 編集部
担当:小池 洋子(暮らし担当)
暮らしと風水を初心者向けにわかりやすく紹介しています。記事は風水関連書籍や古典文献を参照のうえ、編集部で内容を確認し作成しています。サイト方針・編集部について →

運営方針:風水大全は、風水の書籍や古典文献を参照しながら、古くから伝わる風水の考え方を初心者にもわかりやすく、毎日の暮らしで実践しやすい形で発信しています。情報は定期的に見直し、加筆・修正を行っています。

参考:本記事は、伝統的な風水・家相の一般的な考え方をもとに編集部が独自に構成しています。風水の解釈には流派によりさまざまな説があるとされています。

注意事項:風水による開運効果は科学的に証明されたものではありません。本記事は参考情報としてお楽しみいただき、最終的なご判断はご自身の責任でお願いいたします。

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