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結論:神棚や床の間など清らかな所へ。矢先の向きに決まりはない
神社本庁の案内では、破魔矢や熊手は神棚や床の間など清浄な場所に飾るとされ、破魔矢の矢先の方角に特に決まりはないとされています。破魔矢は1年間飾る縁起物です。
- 神棚がなければ:目線より高い棚の上など、落ちにくく片づいた場所で十分です。
- 1年たったら:受けた神社に納め、新しいものを受けるのが一般的です。
破魔矢や熊手は神社やお寺の縁起物で、風水の吉方位とは別の考え方です。この記事では、神社本庁の案内と、家で無理なく飾るための工夫を分けて書きます。

初詣の帰り道、手にした破魔矢をどこに置こうか考える。玄関の靴箱の上は違う気がするし、テレビの横も落ち着かない。結局、紙袋に入れたまま部屋の隅に立てかけている、という人もいるのではないでしょうか?
縁起物の飾り方は、神社本庁の公式サイトに短くまとめられています。決まりは思ったより少なく、「向きに決まりはない」とはっきり書かれています。そこを押さえたうえで、住まいに合わせた飾り方を考えていきます。
破魔矢と熊手、それぞれの意味
| 縁起物 | 込められた願い(神社本庁の案内) | 特徴 |
|---|---|---|
| 破魔矢 | 魔を破り、災いを祓う矢として信仰されている | その年の干支の絵馬や鈴が付いた飾り矢。1年間飾る |
| 熊手 | 福をかき込むようにとの願いが込められている | 商売繁盛にまつわる縁起物として知られる |
熊手は、11月の酉の日に開かれる「酉の市」で買う人も多い縁起物です。
毎年少しずつ大きなものに買い替えると縁起がよい、という話もよく聞きますが、これは市で語られてきた習わしです。同じ大きさで続けても、まったく問題ありません。
どこに飾る?場所の目安
| 飾る場所 | 向き・不向き | 理由 |
|---|---|---|
| 神棚 | ◎ | 神社本庁の案内にある場所。お札と並べて飾れる |
| 床の間 | ◎ | 同じく案内にある場所。床の間がある家ならいちばん落ち着く |
| 目線より高い棚の上 | ○ | 神棚がない家の現実的な選択肢。片づけて、ほかの物と混ぜない |
| お店のレジの近く・入口 | ○ | 熊手は商売繁盛の縁起物として、お客さんから見える場所に飾られることが多い |
| 床に直接・紙袋のまま | × | 清らかな場所に、という考え方から外れやすい。踏んだり倒したりしやすい |
| ドアの真上・人がよく通る所の上 | △ | 開け閉めや振動で落ちやすい。飾るなら固定をしっかり |
縁起物を飾るまでの3つの手順
- 01飾る場所を片づける神棚・床の間・高い棚の上
- 02落ちない置き方にする立てかけず、専用の台や金具で固定
- 031年たったら受けた所に納める遠ければ近くの神社に相談
破魔矢の矢先の向きについて、神社本庁は特に決められた方向はないとしています。鬼門に向ける、恵方に向けるといった話を見かけても、気にしすぎなくて大丈夫です。
神棚にお札と一緒に飾るなら、お札の並べ方は神棚の置き場所とお札の並べ方にまとめています。
うちの場合はどう飾る?
| 家の状況 | 飾り方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| マンションで神棚も床の間もない | リビングの棚の上を片づけて一角をつくる | テレビの上など、熱や振動がある場所は避けたい |
| 破魔矢が長くて置けない | 壁に掛ける専用の台や、立てて置ける台を使う | 賃貸なら、壁を傷めない金具かどうかを確かめる |
| 熊手が大きくて置き場所に困る | 来年からは置ける大きさを選ぶ | 大きくしなければいけないという決まりはありません |
| 小さな子どもやペットがいる | 手の届かない高さに、しっかり固定する | 矢じりや鈴、小さな飾りを口に入れないように |
| お店に飾りたい | レジの近くや入口から見える高い所に | 落ちたときにお客さんに当たらない位置かを確かめる |
お店の縁起物の話は商売繁盛の風水にも出てきます。熊手と一緒に招き猫などを飾るなら、あわせて読んでみてください。
1年たったら、どう納める?
| 今の状況 | 納め方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 受けた神社やお寺に行ける | 古札納所などに納める | 新しいものを受けるときに、一緒に納める人が多い |
| 受けた所が遠い | 近くの神社に相談する | お札やお守りと同じく、郵送を受け付けている所もある |
| どんど焼きに出したい | 受け付けている神社や地域に | 受け入れていない所もあるので、先に電話で確かめる |
| 自治体のごみに出す | 地域の分別に従い、紙に包むなど丁寧に | お正月飾りについては、神社本庁も自治体の回収に出せると案内している |
神社本庁の縁起物のページには、納め方までは書かれていません。
表は、同じ神社本庁がお札・お守り・お正月飾りについて案内している扱い方にならった、一般的な納め方です。迷ったら、受けた神社に聞くのがいちばん確実です。
お守りの返し方はお守りの持ち方と返し方に、お正月飾りの片づけ方はお正月飾りの記事にまとめています。
破魔矢立て・飾り台を使うなら
破魔矢は細長いので、立てかけておくと倒れやすいものです。専用の台や壁掛けを使うと、安定して飾れます。
| 使ってもよい人 | 必要性が低い人 |
|---|---|
| 破魔矢を立てかけたままで、倒れたり落ちたりしている | 神棚や棚の上に、安定して置けている |
| 壁に掛けて飾りたいが、置く台がない | 床の間があり、そこに飾れる |
選ぶときは、手持ちの破魔矢の長さと太さを測ります。神社によって長さがかなり違うので、台に載るかを先に確かめてください。壁に掛けるタイプは、取り付け方法と壁の材質も見ておきたいところです。
Amazonで破魔矢立てを探す ※広告※広告。破魔矢立ての検索結果です。価格・大きさ・対応する矢の長さは商品ごとに異なるため、各商品ページでご確認ください。台を使えば運気が上がるという意味ではありません。
よくある質問
破魔矢の矢先は、どの方角に向ければいいですか?
神社本庁の案内では、破魔矢の矢先の方角について特に決められた方向はないとされています。鬼門の方角に向ける、その年の恵方に向けるといった話を見かけることもありますが、決まりではありません。落ちにくく、目に入りやすい向きで飾れば十分です。
去年の熊手はどうすればいいですか?
受けた神社やお寺に納めるのが一般的です。お正月飾りと一緒にどんど焼きで受け付けている地域もありますが、受け入れていないところもあるので、持って行く前に問い合わせると安心です。遠くて行けない場合は、近くの神社に相談してください。
神棚がない家では、どこに飾ればいいですか?
神社本庁は、神棚や床の間など清らかな場所に飾るよう案内しています。神棚がなければ、目線より高い棚の上や、家族が集まる部屋の片づいた一角で構いません。家具の上に飾るなら、倒れたり落ちたりしない置き方を優先してください。
今日は、飾る場所を一か所決めるだけ
- 神棚か床の間があるか確かめる:なければ高い棚の上
- そこを片づけて、落ちない置き方にする:立てかけない
- 去年の縁起物がないか見る:あれば受けた所に納める
破魔矢の向きにも、熊手の大きさにも、厳しい決まりはありません。清らかな場所に、落ちないように飾る。それだけで、縁起物を大切に扱う気持ちは十分に表せます。
この記事の根拠と参考文献
| 内容 | 位置づけ | 根拠 |
|---|---|---|
| 破魔矢・熊手の意味/神棚や床の間など清浄な場所に飾る/破魔矢は1年飾る/矢先の方角に決まりはない | 神社本庁の案内 | 神社本庁「縁起物について」 |
| お正月飾りは自治体の回収に出せる | 神社本庁の案内 | 神社本庁「お正月のあれこれ」(2026年1月時点の掲載内容) |
| 縁起物を受けた神社に納める/遠ければ近くの神社に相談 | 一般的な扱い方 | 神社本庁がお札・お守りについて示している扱い方にならいました |
| 熊手を毎年大きくする | 習わし | 酉の市などで語られてきた話で、決まりではありません |
| 家の状況別の飾り方 | 編集部の提案 | 落ちない・清潔を基準に整理しました |
参考:神社本庁「縁起物について」(jinjahoncho.or.jp)/神社本庁「よくあるご質問(FAQ)」(jinjahoncho.or.jp)。いずれも2026年9月30日に確認しました。神社やお寺によって扱いが異なることがあります。迷ったときは、受けた所にお尋ねください。


